時折やってくる。あいつは空気なんて読まずに、「よっ!」とか言って現れる。
名前のつかない、曖昧で漠然とした不安、恐怖、焦燥みたいなのが混ざったもの。俺は心のモヤモヤと呼ぶ。
心のもやもやをどう言語化すればいいのか。マイナス寄りのマインドと、どう付き合っていくのが俺にあっているのか。
前向きな言葉だけを吐いて、どんな時でも笑って、なんとかなるさと歩き続ける人間、にはなりたくない。というかなれない。
人は醜い部分を絶対に持っているし、社会に流れる、いわゆる当たり前と言われる倫理観や道徳的なところと大きく外れたことを簡単なきっかけで思ったり行動したりする。
それが悪いことだとは思わない。でも自分の中で認識はしていたい。特に俺はカッコつけるために自分に嘘をつくのがとても上手だから。気づかないふりはしたくない。
こういうことを考えると、「嘘の感情」と「本当の感情」みたいなワードが頭に浮かぶ。でもそもそも感情に本当も嘘もない。めんどくさいと逃げようとする自分も、向き合って戦おうとする自分も、いる。そういうもん。
もう当たり前だし、何回でも思ってるけど、結局いつも同じ結論に辿り着く。
今、自分ができることを。
洗濯、掃除、片付けをすること。
美味しいものを食べること。
ちゃんと8時間寝ること。
7時か8時には起きること。
外に出て太陽を浴びること。
今、自分ができること。それを考えて、選んで、実行する。
単純、シンプル、明快、簡単。
この気づきを何度も何度も繰り返してる。忘れては思い出し、痛い目見ては思い出し。
何度でも繰り返す。
過去に後悔して、未来に不安になり、今に絶望するのではなく。
今、自分にできること。